[東京 5日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後3時時点とほぼ同水準の110.61/63円。早朝の取引では一時110.25円と、米雇用統計発表後の安値を下回ったが、株が下げ幅を縮小し、前営業日比で一時的にプラス圏まで戻したことや、米原油先物が上昇したことで110円後半まで反発し下げ渋った。ただ、上値も重く、110円後半では損失確定売りに押された。

ドルは早朝の取引で、一時110.25円まで下落して5月18日以来の安値を付けた。その後いったん戻したものの、小安く寄り付いた株価がマイナス圏だったのを眺め、弱含んで推移し、110.31円に下落した。

きょうは、商業決済の集中しやすい五・十日にあたり、仲値公示にかけてドル買い/円売りが優勢となって底堅く推移。その後も「アジア時間は買いが多い印象」(国内金融機関)とされた。

午後の取引では、日経平均が前営業日比でプラス圏に戻ったことや、原油高を背景に、短期筋によるドルの打診買いがひろがり、一時110.73円まで上昇した。しかし、111円台でドルロングで捕まっている人が多いとされ、110円台後半では損失確定売りに押された。

サウジアラビア、エジプト、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーンは5日、カタールがテロリズムを支援しているとして国交を断絶した。

このニュースを背景に米原油先物は小幅に上昇、目下48ドル前半で、前週末のニューヨーク終値より0.65ドル程度上昇した。

週後半に英総選挙や米連邦捜査局(FBI)前長官の公聴会などのイベントを控えており「基本的にはリスクイベントになりそうで、目線は下方向を向きがち」(前出の国内金融機関)との声も聞かれるなか、欧州序盤にかけてドルは伸び悩んだ。

先週末に発表の米5月雇用統計では、労働市場が失速している兆候が示された。事前のADP全米雇用報告が強かったこともあって「完全にはしごを外された」(別の国内金融機関)格好となり、ドル/円は米金利の低下をながめて、それまで推移していた111円半ば付近から一時110円前半に約1円、下落した。

引き続き米国の6月利上げはほぼ確実視されているが、年3回の利上げ予想は4─6月期の米経済リバウンドへの期待が背景とされ、9月の利上げに関しては不透明感が高まっている。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 110.61/63 1.1263/67 124.59/63

午前9時現在 110.46/48 1.1276/80 124.56/60

NY午後5時 110.40/43 1.1280/84 124.42/46 

(為替マーケットチーム)