6月5日、日本株は海外株と比べて割安と言われる。予想PER(株価収益率)は米ダウが17倍、日経平均は14倍だ。2016年2月撮影(2017年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 5日 ロイター] - 日本株は海外株と比べて割安と言われる。予想PER(株価収益率)は米ダウが17倍、日経平均は14倍だ。しかし、算出方法に違いがあることは意外と知られていない。

 株価と同じ方式で算出した予想1株利益を用いた場合、PERはダウと同水準の17倍、日経平均のフェアバリューは1万7500円になるとの試算もある。

異なる算出方法

 PERは分子の株価を分母の1株利益で割って算出されるが、日経平均のPERで一般的な「加重平均ベース」は、分母と分子で算出方法に「違い」がある。

 分子である株価は、構成する225銘柄について、みなし額面が50円となるように株価を調整したうえで、全銘柄の調整後の株価を合計する。これを除数(現在は26.301)で割った値が日経平均となる。

 一方、日本経済新聞社によると、分母の1株利益は225社の時価総額の合計を、225社の利益(同新聞社の予想値)の合計で割って算出される。

 日経平均の株価はファーストリテイリング(ウエートは約7%)など値がさ株の影響を受けやすくなるが、1株利益は、トヨタ<7203.T>など時価総額上位の企業の影響が出やすくなる。

 米ダウの場合、指数算出時に日経平均のような銘柄ごとの額面調整はない。PERは「30社の株価の合計を30社のEPS(1株利益)の合計で割ることで求められるのが一般的」(銀行系証券)とされている。