[ワシントン 5日 ロイター] - 米国の現職・元職の当局者は5日、カタールは米国の軍事・外交上の利益にとり重要で孤立化させられないとして、米国政府は粛々とカタールとサウジアラビアの関係修復を目指す方針だと述べた。

エジプト、バーレーン、アラブ首長国連邦(UAE)と協調し、カタールと国交を断絶したサウジの決定について、米当局者は寝耳に水だったという。

現職・元職の米当局者は、何が断交決定の引き金になったのか理由を明確に指摘できないと語った。

4カ国の協調断交に続き、イエメン、モルジブ、およびリビア東部を拠点とする世俗主義勢力もカタールと断交した。

トランプ米政権の高官は匿名を条件に「われわれは永遠の断交を見たいとは思っておらず、個人的には見ることはないと思っている」と述べ、湾岸協力会議(GCC)の各国がカタールとの対立を議論するなら米国として代表者を派遣すると付け加えた。

GCCには、サウジアラビア、クウェート、UAE、カタール、バーレーン、オマーンの6カ国が加盟している。

米国の元駐UAE大使で、現在はワシントンにあるシンクタンク「アラブ・ガルフ・ステーツ・インスティチュート」のプレジデントを務めるマルセル・ワーバ氏は「米国は粛々と、あまり出しゃばらない形で関係修復に乗り出すだろう」と指摘。「米国が傍観し、今回の危機をさらに深刻化させようとするとは思えない」と述べた。