[台北 7日 ロイター] - 台湾財政部が7日発表した5月の輸出は前年比8.4%増加し、増加率はロイターがまとめた予想(7.2%増)を上回った。増加は8カ月連続。

米アップル<AAPL.O>の新型iPhone(アイフォーン)向けの供給が好調だった。

4月は9.4%増だった。

輸入は同10.2%増。増加率は予想の11.4%を下回った。

貿易収支は34億6000万ドルの黒字。黒字幅は予想の33億1500万ドルを上回った。

中国向け輸出は前年比6.4%、米国向けは12.9%、日本向けは3.8%、欧州向けは13.0%、それぞれ増加した。

5月の対米貿易黒字は6億2800万ドル。1─5月では16億4800万ドルとなった。

財政部の当局者は「ハイエンドのスマートフォンなどの新製品を巡る状況を予測するのは難しい」と指摘。今年の下半期について、「前年同期の水準が高かったことなどから、鈍化する可能性がある」と述べた。

今回の統計を受け、台湾中央銀行が今月の会合で政策金利を据え置くとの見方が高まっている。

台新証券投資顧問(台北)のアナリスト、ケビン・ワン氏は「中銀が年内に利上げを行う緊急の理由はない。現在のCPI(消費者物価指数)は引き続き低水準で、輸出の勢いは下半期に弱まる可能性がある」と述べた。