[東京 8日 ロイター] - 日銀が8日に発表した5月の貸出・預金動向によると、銀行・信金計の貸出平残は513兆2694億円となり、前年に比べて3.2%増加した。伸び率は2009年4月(同3.3%増)以来の高さとなった。

貸し出しが前年比で増加するのは68カ月連続。日銀によると、引き続きM&A(合併・買収)やアパートローンを含む不動産向け融資がけん引している。都銀を中心に、為替相場の円安を受けた円換算の外貨建て貸出の伸びも寄与した。

都銀の貸出残高は同2.9%増の210兆9460億円となり、前月の同2.4%増から伸び率が拡大。09年4月(同3.0%増)以来の高さとなった。地銀・第二地銀は同3.7%増の235兆6465億円で、15年9月(同3.7%増)以来の高い伸びとなった。信金は同2.9%増の66兆6769億円だった。

5月の預金平残は、都銀と地銀・第二地銀の合計で同4.5%増の682兆9656億円。前月は同4.4%増だった。法人・個人預金ともに増加基調が続いている。

(伊藤純夫)