[東京 8日 ロイター] - 正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点と同水準の109.81/83円だった。米株・金利の上昇を受けて底堅さが意識され一時110円台を回復したが、海外時間に重要イベントが控えており、正午にかけて様子見ムードが強まった。

朝方に109.80円付近で小動きとなっていたドル/円は、仲値公示にかけてじり高で推移。一時110円台を回復し、110.02円に上昇した。

前日にはコミー前米連邦捜査局(FBI)長官が8日に行う議会証言の内容が伝わり、目新しい事実は含まれていないとの受け止めから、リスク回避の円買いが和らいだ。

ただ、ドルの110円台では国内輸出企業からの売りも観測され、109円後半に押し戻された。今期の想定為替レートを110円に設定している輸出企業もある。「買い材料がなければ、110円台前半は重そうだ」(国内金融機関)との声が出ていた。

一方、下方向は前日に109円を割り込まなかったことで「よほどのサプライズがなければ、108円台はいったん遠のいた感じ」(同)との指摘があった。

投機筋の売りは「きょうは目立っていない」(国内金融機関)という。

朝方から北朝鮮関連の報道や日本の経常収支、1─3月国内総生産(GDP)改定値の発表があったが、相場反応は限られた。

日本時間のきょうから明日にかけ欧州中央銀行(ECB)理事会、FBI前長官の議会での証言、英総選挙といった重要イベントが、相次いで予定されている。