6月8日、トランプ米大統領に解任されたコミー前FBI長官(写真)の証言を受け、トランプ氏に対する司法妨害の疑いが強まる可能性がある。3月撮影(2017年 ロイター/Joshua Roberts)

[ニューヨ-ク 7日 ロイター] - トランプ米大統領に解任されたコミー前連邦捜査局(FBI)長官が、大統領からフリン前大統領補佐官の捜査から手を引くよう要請があったほか、大統領に忠誠を求められたとの認識を明らかにしたことを受け、トランプ氏に対する司法妨害の疑いが強まる可能性がある。

 専門家の間では、司法妨害の疑いが強まれば弾劾の根拠になり得るとの見方も出ている。ただ、大統領の弾劾は下院の承認が必要なことから、共和党が下院の多数派を占める現状ではハードルは高いとみられている。

 コミー氏は7日、上院特別情報委員会で8日に行う証言の内容を事前に提出した。情報委のウェブサイトで公開された文書によると、トランプ大統領は2月14日にコミー氏と1対1で話した際、フリン氏は「いいやつだ」と述べ、同氏とロシアのつながりを巡る捜査から手を引くことを望むと伝えた。

 フリン氏はこの前日の13日に辞任していた。

 ノースカロライナ大学法科大学院のマイケル・ゲアハルト教授はコミー氏の証言内容について、フリン氏を巡る捜査を妨害する意図がトランプ大統領にあったことを裏付ける可能性があると指摘する。