[北京 8日 ロイター] - 在中国の米国商工会議所は8日、市場参入における食い違いの解消に向けて、今秋の共産党党大会前に米国との貿易摩擦を回避したいという中国の考えを利用すべきとの見方を示した。

同商工会議所のウィリアム・ザリット所長は、中国首脳陣は「対米貿易での大きな難題がない状態で」党大会を迎えたがっていると指摘。「公平で互恵的な待遇に関する問題解決のための施策策定に、このことがポジティブに作用することを強く望んでいる」と述べた。

ザリット氏は5月上旬のワシントン出張で米国の当局者や議員と会談し、上記について話したという。

ただ長期的な解決ではないとし、トランプ政権は中国との貿易関係において更に戦略的になることが必要と述べた。

ザリット氏は出張中にムニューシン米財務長官やトランプ米大統領に近い国家通商会議(NTC)のナバロ委員長、マコネル院内総務を含む数十人の議員と会い、「互恵的な待遇」に基づいた米中貿易関係の構築を強調したという。

中国は海外企業が中国の法律や政策の下で平等な待遇を受けているとしているが、中国における多くの業種が海外企業にとって聖域、もしくは厳しい制限が課されている。