[ロンドン 8日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)がインフレ率予想を引き下げたほか、理事会で大規模な債券買い入れプログラムの縮小は討議されなかったとドラギ総裁が発言したことを受け、8日の取引でユーロ相場が一時、1.12ドルを割り込み、一部の域内国債利回りは数カ月ぶりの低水準をつけた。

ユーロは対ドル<EUR=EBS>で一時、1週間ぶり安値の1.1195ドルをつけた。ドラギ総裁の記者会見開始時の1.1230ドル付近から下落した。

市場関係者の1人は「ECBのドラギ総裁が理事会後の会見で、成長ペースの改善の代わりにインフレ低下に焦点を当て、予想外に慎重なトーンを示した」と指摘した。

ドイツ10年債利回り<DE10YT=TWEB>は一時、0.244%と6週間ぶり低水準を記録した。

スペイン10年債利回り<ES10YT=TWEB>が1月以来の低水準となる1.47%をつけ、イタリア10年債利回り<IT10YT=TWEB>も12ベーシスポイント(bp)低下し、1日の下げでは昨年12月以来の大きさを記録した。

金利先物相場では、ECBの預金金利が向こう1年間引き上げられないとの見方を織り込んだ。

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