[ロンドン 9日 ロイター] - 9日の外国為替市場で英ポンドが一時、1月以来の大幅な下げとなった。8日に実施された英総選挙の出口調査や開票結果によると、メイ首相率いる与党・保守党が過半数には届かない見込み。

欧州連合(EU)離脱交渉や政権の安定性を巡り不透明感が高まり、出口調査の結果公表後にポンドは一時、ドルとユーロに対し2%下げた。

ただその後、議席予測で保守党が少数政権を樹立するとみられていることや、保守党少数政権またはコービン労働党党首率いる左派連立政権の下でのソフトブレグジット(穏健なEU離脱)というシナリオがアナリストの間で浮上していることなどを背景に、ポンドはやや買い戻された。

0355GMT(日本時間午後0時55分)までに、ポンド<GBP=>は対ドルで1.5%安の1ポンド=1.2753ドル。一時、1.2693ドルまで下落した。

対ユーロ<EURGBP=>では1ユーロ=0.8778ポンド。

シンクマーケッツのアナリスト、ナイーム・イスラム氏は「投資家が求めていた結果ではない。メイ首相は勝利したとはいえ、実際に大きく躍進したのはコービン氏のほうだ。これでポンドが今後数週間に1.22ドルに向かう道がはっきりと開かれる」と語った。

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