[12日 ロイター] - 米西部アリゾナ州のルーク空軍基地で12日、F35戦闘機の飛行停止措置が無期限で延長された。操縦士への酸素供給に不具合が生じているためで、米空軍の報道官、マーク・グラフ大尉が明らかにした。

世界での納入総数の約4分の1に相当する55機のF35が配備されている同基地は先週9日、訓練飛行を一時停止。12日に再開する予定だった。

製造元の米航空防衛機器大手ロッキード・マーチン<LMT.N>にとっては、来週開幕するパリ航空ショーでF35の披露を控える重要な時期に好ましくない事態となった。

米空軍当局者によると、他の基地ではF35の飛行は継続している。

ルーク空軍基地は、5月2日から6月8日までにF35の飛行中に操縦士が低酸素症に似た症状を訴えるケースが5件あり、飛行を停止した。いずれのケースも予備の酸素供給システムが作動し、無事に着陸した。

同基地の報道官レベッカ・ヘイス少佐は、操縦士や整備士、医療専門家らとともに問題の調査に当たるため飛行停止を延長したとしている。

ロッキードも問題解決に向け、空軍に協力する姿勢を示している。

F35は世界で220機以上が納入されており、飛行時間は総計9万5000時間を超えている。