[ワシントン 13日 ロイター] - ティラーソン米国務長官は13日、上院外交委員会の公聴会で、北朝鮮と取引のある国への二次制裁を検討していると述べたほか、ロシアとの関係改善に向けた方策を探っていると明らかにした。

また、トランプ政権による外交・海外援助予算の大幅削減の提案を擁護した。

北朝鮮の核・ミサイル開発を巡っては、ティラーソン長官はすべての同盟国と問題を協議しているとし、中国からは一定の対応が見られたと述べた。来週開催する米中当局者によるハイレベル対話でも最優先議題になるとしている。

さらに米国は他国と協力し、石油など、北朝鮮への必要物資の供給を断つ必要があるとしたほか、北朝鮮と取引する組織への二次制裁を検討すべきとした。

中国が約束通り、北朝鮮問題に対応しているかと問われると、これまでの行動は「均一ではない」としながらも、米国が確認できる、目に見える措置を講じていると語った。

ロシアとの関係については、最悪の状況にあり、引き続き悪化しているとの見解をあらためて表明した。その上で、トランプ政権はとりわけシリア問題などで、協力関係の再構築に取り組んでいるとした。

外交・海外援助予算の大幅削減を巡っては、委員会メンバーからは、最終的には米国に打撃を与えるとの厳しい批判の声が上がったが、ティラーソン長官は「これらのプログラムの効果を最大限に引き出し、米国の支援の手を今後も世界に差し伸べることができると確信している」と述べた。

上院外交委のボブ・コーカー委員長(共和党)は「提示された予算案は、われわれが実際に対処する予算案にはならない」と述べ、議会の審議を経る中で、トランプ大統領の予算案には大幅な変更が加えられるとの見方を示した。