[13日 ロイター] - <為替> 米ドルがカナダドルに対し下落し、一時今年2月以来の安値をつけた。カナダ中銀総裁のタカ派的な発言が材料視された。米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、ドルは主要通貨に対し下落した。

ドル/カナダドル<CAD=>は、2月28日以来となる1.3209カナダドルまで下落。ポンド/ドル<GBP=>は0.75%上昇し、前日の値下がり分をおおむね回復した。ドル/円<JPY=>は横ばい。ユーロ/ドルはやや上昇し、1.12ドル強で推移した。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は、0.15%下落し、5営業日ぶりの安値水準となった。

市場の関心は14日のFOMC後の声明と経済・インフレの評価に集中している。

<債券> 卸売物価統計でサービス価格の上昇が確認されたことを受け短期債利回りが一時数週間ぶりの高水準を付けた。ただその後は30年債入札が堅調だったことに加え、翌日にFOMCの結果発表を控えていることで利回りはほぼ横ばいとなった。

財務省が実施した120億ドルの30年債リオープン(銘柄統合)入札は最高落札利回りが2.870%と、昨年10月以来の低水準となった。ナットウエスト・マーケッツの米州戦略部門責任者、ジョン・ブリッグス氏は「この日の国債入札が堅調だったことが国債価格の安定化に寄与した」としている。

30年債<US30YT=RR>利回りは一時2.886%と、今月1日以来の高水準を付けた。終盤の取引では2.863%。前日終盤は2.868%だった。

10年債<US10YT=RR>利回りは2.209%。前日終盤は2.213%だった。

<株式> 反発し、ダウ工業株30種とS&P総合500種が終値で過去最高値を更新した。ハイテク株が買い戻されたほか、米FRBの利上げ期待を背景に金融株が上昇した。

過去2営業日で約1年ぶりの下げを記録したハイテク株は持ち直し、情報技術株指数<.SPLRCT>は0.9%高。主力銘柄のマイクロソフト<MSFT.O>が1.2%、フェイスブック<FB.O>が1.5%それぞれ上昇し、S&P総合500種を押し上げた。

FRBは13─14日の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを決めるとの見方が支配的。また米財務省が金融規制改革法の見直し案を発表したことも加わり、金融株指数<.SPSY>は0.4%上がった。

エネルギーや素材などのセクターも堅調。個別銘柄では、既存店売上高の減少見通しを示したレストランチェーン運営のチーズケーキ・ファクトリー<CAKE.O>が9.9%下落した。

<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米連邦準備理事会(FRB)による金融政策決定を翌日に控えて様子見ムードが広がる中、ほぼ横ばいとなった。中心限月8月物の清算値は前日比0.30ドル(0.02%)安の1オンス=1268.60ドルとなった。

朝方は利益確定の売りや手じまい売りなどが出て、相場は一時1260.50ドルまで 下落したものの、その後は持ち高調整の買い戻しが入った。外国為替市場で未明からユー ロ買い・ドル売りが優勢となり、ドル建てで取引される金に割安感が生じたことなどが支 援材料。

<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米原油在庫の取り崩し予想などに支えられ、3営業日続伸した。米国産標準油種WTIの中心限月7月物の清算値は前日比0.38ドル(0.82%)高の1バレル=46.46ドル。8月物の清算値は0.35ドル高の46.67ドルとなった。

石油輸出国機構(OPEC)はこの日、5月の加盟国の産油量を発表し、減産合意で導入した生産上限を5カ月連続で順守したと報告。ただ、総産油量が前月比1.1%増加したことが嫌気され、原油相場は朝方から軟調に推移、午前中ごろには一時45.56ドルまで下落した。

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