[シンガポール 14日 ロイター] - シンガポールのリー・シェンロン首相の弟と妹が14日、兄への信頼を失ったとする声明を発表した。首相の妹にあたるリー・ウェイリン氏と弟のリー・シェンヤン氏は「政府機関がわれわれに対して動いている」との懸念を表明。「政府の権力乱用を防ぐ抑制と均衡のシステムがほとんどないことを憂慮している。われわれはどこにでも兄の気配を感じている」と述べた。

実業家のリー・シェンヤン氏は、妻とシンガポールを離れることを明らかにし、「離れたくないが、兄が出国の唯一の理由だ」と言明した。

ロイターに対しては「当面は」母国を離れると述べた。

2人は、シンガポール政府によって具体的に何をされたかは明らかにしていない。ロイターはこの主張の真偽を独自に確認できていない。

リー・シェンロン首相は2人の主張を否定した上で、2人が家族の問題を公表する道を選んだことに深く失望したと表明した。

3人の父であるリー・クアンユー元首相はシンガポールの初代首相で、建国の父と称された。