[東京 15日 ロイター] - クールジャパン機構(海外需要開拓支援機構)は15日、創業間もないベンチャー企業へ投資(以下シード投資)を行う、米投資ファンド「500 Startups」に1000万ドル(約11億円)を上限に出資すると発表した。クールジャパン機構にとっては初の海外ベンチャーキャピタルへの出資となる。

クールジャパン機構は2013年11月に設立された官民ファンドで、「日本の魅力」の事業展開と称し自動車、家電など従来型産業に加え、アニメ、日本食、ファッション、インバウンド関連など幅広い分野に投資を行っている。

500 Startupsは米シリコンバレーに本社を置き、60カ国1800社以上にシード投資を行っている。資金提供にとどまらず、自社の起業家向け教育プログラムを通じ、ベンチャー企業の育成を行っている点に特色がある。

今回、クールジャパン機構と500 Startupsが組むことで、創業間もないベンチャー企業から株式公開を目指す段階になっている企業など、あらゆるステージのベンチャー企業の海外進出支援を行っていくとしている。

同機構の投資戦略グループシニアディレクター小川剛氏は「500 Startupsはシード投資の専門家であり、企業を育てる仕組みを持っている。種まきをして、育ったものをわれわれが支援するという補完関係がうまく成り立つと確信している。このタッグを生かしてクールジャパン分野で海外進出する企業を増やしていきたい」と話している。

(辻茉莉花)