[ワシントン 14日 ロイター] - 米運輸省は14日、4月は航空機旅客の苦情が前年同月から70%増の1909件に達したことを明らかにした。9日にユナイテッド航空<UAL.N>の搭乗客が乗務員の席確保のため無理やり機外に連行された一件を含め、注目度の高い問題事例が多発したことが背景とみられている。

ユナイテッドの一件を含め他社の問題事例も携帯電話で撮影されてソーシャルメディア上に広く公開され、議会が航空会社幹部に公聴会を行うなど対応に乗り出している。

こうしたなか、航空会社の顧客サービスやコスト節約に対して疑問が浮上。連邦航空局(FAA)の権限見直し法案を検討する際に航空機旅客の権利も審議される可能性があるとみられている。

下院運輸経済基盤委員会のビル・シャスター委員長は5月の公聴会で「航空会社が一致して行動しないなら、われわれが行動する。これはすべてに適用可能な内容となる」と発言していた。

サウスウエスト航空<LUV.N>は4月、オーバーブッキング(過剰予約)の中止を発表。ユナイテッドは過剰予約となった旅客への違約金を最大1万ドルに引き上げることを含む方針変更を発表した。