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新刊 ザ・メイキング
【第9回】 2011年7月21日
著者・コラム紹介バックナンバー

『災害時 絶対に知っておくべき「お金」と「保険」の知識』(前編)
震災を共有して生まれた著者との絆

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東日本大震災から1ヵ月後の4月14日、本書は発行されました。あれだけの混乱のなか、これだけ素早く刊行したのは社内でも驚きでした。その間、何があったのか。担当編集者の木村香代さんに、本書の制作プロセスをドキュメンタリー風に聞いていきます。

震災発生時、
撮影のために著者の深田さんとスタジオにいました

――震災が3月11日で、この本の発行は4月14日。製作期間はほぼ2週間程度だと思うけど、よくここまで早く出版できた。

木村 そうなんです。いまから思うと自分でも驚くほど、猛スピードで仕事していましたね。

――あの頃、書籍編集業務のほとんどが止まっていましたが、この本を刊行することになった経緯を教えてください。

木村 震災の日は、ちょうど『30代で知っておきたい「お金」の習慣』という書籍用に著者さんの顔写真を撮影するために千駄木のスタジオにいました。朝の10時くらいからです。この本は元々4月に発刊する予定だったので、ぎりぎりのスケジュールでした。この本の著者さんが、生活設計塾クルーの深田晶恵さんだったんです。だから当初の予定では、撮影が終わったら、そのまま会社に戻って画像の入稿をしようという無茶なスケジュールでした。

 地震のあった時間は、ちょうど撮影が終わりスタジオで支払いしているときでした。揺れが大きくて電車も止まったということで、深田さんとご飯でも食べようということで歩いて西日暮里まで出て昔ながらの喫茶店に入りました。

――地震の情況は把握していた?

木村 一応、携帯電話でネットをチェックしていたので大体のことは分かっていました。でも東北での津波の情況など分かりませんでしたし、電車もそのうち動くだろうくらいの気持ちで待っていました。ところが延々電車は止まったままです。結局この喫茶店には深田さんと一緒に6時間いました。

――喫茶店では、深田さんとどのような話を?

木村 深田さんとは、初めてのお仕事だったので、それまで個人的なお話をすることはあまりありませんでした。お食事に行ったりすることもそれまでなかったです。ですから、この6時間はありとあらゆることを話しました。まずわかったのは、偶然にも深田さん自宅と私の自宅がとても近く、ご近所だったということ。距離にして2キロ程度。俄然それで話が盛り上がりました。それで深田さんのご主人が、クルマで迎えに来てくれることになり、私もそこに乗せてもらって一緒に帰ることになりました。

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