写真:YUTAKA/アフロスポーツ

 先月31日に行なわれたAFCチャンピオンズリーグ一回戦・浦和レッズ対済州ユナイテッド(韓国)戦は、一度ならず二度までも驚かされ、落胆させられる試合となった。サッカー史に残る汚点となった試合は、サッカーファンに二つの驚きと二つの落胆をもたらしたのである。

 浦和は1stレグで済州Uに0‐2で破れたが、ホームの2ndレグでは逆に2‐0で勝利し、二試合の合計が2‐2の同点で並んだため、決着をつけるべく延長戦に突入した。延長後半に森脇良太選手が決勝ゴールを決め、浦和は準々決勝進出を決めたのだが、驚愕のひとつめは試合終了間際と終了直後に起きた。

 まずは、後半終了間際。浦和はショートコーナーを使いコーナーフラッグ付近で時間稼ぎに出ると済州Uの選手らがこれに激怒(後に解説者の張本勲氏は時間稼ぎをした浦和の“態度が良くない”と喝。韓国の『ブリッジ経済新聞』も、時間稼ぎのボールキープは“おかしい”と批判。試合終了間際のボールキープは勝利の常套手段で世界の常識なのだが、経済新聞だからスポーツには疎かったのかもしれない。張本さんは日本サッカー界の“キング”に引退を勧告するなどサッカーのことを全くご存じない方だから仕方ないが、“皇帝”や“将軍”に引退を勧めたアホな解説者はヨーロッパにはいなかったが日本にはいたということだ)。

 済州Uの選手に言わせると、このとき浦和のズラタン選手が挑発的な言動を取ったとのことだが、それで両チームの選手間で小競り合いが起きると、何を思ったか、済州Uのベンチに座っていた控えのペク・ドンギュ選手がビブスを付けたままピッチに乱入し、小競り合いを続ける選手らに向かって突進した。そして、走ってきた勢いをそのままに浦和の阿部勇樹選手に肘打ちを食らわせた。