[ワシントン 15日 ロイター] - 米議会上院は15日、ロシアに対する新たな制裁を導入し、現存の対ロシア制裁の緩和もしくは解除には議会の承認が必要になる法案をほぼ全会一致で可決した。

法案は98対2で可決。反対票を投じたのはランド・ポール議員とバーニー・サンダース議員のみだった。

制裁措置は昨年の米大統領選への介入疑惑のほか、クリミア併合、内戦が続くシリアのアサド政権支援などに対応するもの。ロシアの鉱業、金属、海運、鉄道産業などの分野を対象としており、法案が成立すればオバマ前政権時代に大統領令を通して発令された制裁措置が法令化されることになる。

法案が成立するには下院を通過した上で、トランプ大統領が署名する必要がある。下院は近く討議を開始すると見られるが、採決の日程は不明。

ロシアを巡っては、ドイツやオーストリアなどが新たな制裁措置が導入されればロシア国内のプロジェクトに関与している欧州の企業に対しロシアが罰金を課すリスクが高まるとして警戒。今回の法案が成立すれば米国と一部欧州諸国との間の軋轢が高まる可能性がある。