[15日 ロイター] - <為替> 終盤のニューヨーク外為市場ではドルが上昇し、主要通貨に対して2週間強ぶりの高値を付けた。米経済指標が堅調な内容となり、米連邦準備理事会(FRB)は年末にかけて金融引き締め政策を継続するとの見方が強まった。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は97.557と5月30日以来の水準に上昇。ドルは米指標の発表後にユーロ<EUR=>、スイスフラン<CHF=>、スウェーデンクローナ<SEK=>の各通貨に対しても5月30日以来の高値を付けた。

ポンド<GBP=>は欧州取引時間帯に急伸し、一時1.2795ドルの高値を付けた。イングランド銀行(英中央銀行、BOE)はこの日の会合で政策金利を据え置いたが、3人の政策委員が利上げを支持したため金融引き締めへの政策転換の可能性が意識され、ポンドが買われた。

ポンドはその後は押し戻され、終盤は1.2757ドルで取引された。

<債券> 米経済指標の一部が堅調だったことや、米英の中銀のタカ派的な姿勢を反映し国債利回りはやや上昇したものの、FRBが年内3回目の利上げを実施できるかどうか懐疑感が払しょくされず、利回り上昇は限定された。

この日は2年債から10年債にわたり利回りが上昇し、なかでも2年債利回りは1.368%と、3カ月ぶりの水準に上昇した。 30年債利回りはほぼ横ばい。

イングランド銀行(英中央銀行、BOE)が場予想通りに政策金利の据え置きを決定したものの、予想外に3人の政策委員が利上げを支持したことも、米国債利回りの頭を抑える要因となった。

終盤の取引で10年債<US10YT=RR>利回りは2.160%と、前日終盤の2.138%から上昇。前日は2.103%と、昨年11月10日以来の低水準を付けていた。

<株式> 主要株価指数が下落して取引を終えた。ハイテク株が引き続き売られ相場の重しとなったほか、米FRBが利上げを決める中、米経済成長に対する慎重な見方が強まった。

S&P情報技術株指数<.SPLRCT>は0.5%下落。一時、大きく売られたが、下落幅を縮めた。

米アップル<AAPL.O>が0.6%、グーグル親会社のアルファベット<GOOGL.O>は0.8%それぞれ下落した。アナリストによる弱気なレポートなどが売り材料とされた。

S&P一般消費財指数は0.5%安。米アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>が1.3%安となった。米スポーツ用品大手ナイキ<NKE.O>は、世界の従業員の約2%を削減し、靴のモデルを25%削減することなどを公表したことが嫌気され3.2%下落した。

<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米FRBによる前日の追加利上げ決定などを受けて対ユーロでドル高が進行したことから、それに伴う割高感などを背景に売られ、反落した。中心限月8月物の清算値は前日比21.30ドル(1.67%)安の1オンス=1254.60ドルとなった。

<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米国内の供給過剰懸念が強まる中、対ユーロでのドル高を背景に売られ、続落した。 米国産標準油種WTIの中心限月7月物の清算値は前日比0.27ドル(0.60%)安 の1バレル=44.46ドルと、前日に続き7カ月ぶりの安値水準となった。8月物は0.25ドル安の44.68ドルとなった。

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