6月14日、株価指数の開発・算出を手掛ける米MSCIは来週、中国本土上場の人民元建て株式(A株)を新興国株指数に組み入れるかどうかを発表する。写真は、証券会社の株価ボードを眺める投資家。北京で昨年6月撮影(2017年 ロイター/Jason Lee)

[ニューヨーク/香港 14日 ロイター] - 株価指数の開発・算出を手掛ける米MSCIは来週、中国本土上場の人民元建て株式(A株)を新興国株指数に組み入れるかどうかを発表する。過去3回は採用を見送ってきたが、今回は認めそうだと投資家やアナリストはみている。

 MSCIは4年前から中国の規制当局や投資家と組み入れの是非を協議してきたが、中国株式市場のアクセス制限を巡る懸念から、採用を見送ってきた。

 中国はまだ外国人投資家が中国株に投資する上での課題をすべて解決してはいない。しかしMSCIが今年に入って採用基準を緩和したため、組み入れが実現する可能性は大幅に高まった。

 アバディーン・アセット・マネジメントの中国・香港株ヘッド、ニック・イェオ氏は電子メールで「今年になってMSCIの対応が大きく変わった。組み入れ基準が見直され、中国株の採用は手続きだけのことにみえる」と指摘した。

 MSCIは3月、中国では取引停止となる銘柄が多いなどの懸念に対処するため、組み入れ対象の株式を448銘柄から、香港市場との接続制度を利用して外国人にもアクセスが容易な169銘柄に絞り込んだ。