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飲食店を救う「ITサービス」ガイド
2017年6月21日
著者・コラム紹介バックナンバー
中村 仁

LINE? メール?
飲食店に最適なSNSツールとは
社内SNS「Talknote」・前篇

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飲食店の予約/顧客台帳サービスとしてNo.1のシェアを誇る株式会社トレタの代表・中村仁氏に、飲食店向けのお勧めのITサービスを独断で選出し、解説してもらう連載の新シリーズ。
飲食店にとって従業員のマネジメントは業績に直結する重要な課題です。今回はその大きな助けになるツールを紹介します。(構成:谷山宏典)

コミュニケーションは
飲食店のもっとも本質的な要素

 飲食店のオペレーションの改善を考えるとき、“人”について、すなわち従業員の問題も避けては通れません。料理や飲み物を作るのも、接客をするのも、お店の運営をするのも、すべては人だからです。

 飲食業のような労働集約型の仕事においては、
「優れた人材を確保すること」
「入ってきたメンバーを教育すること」
「従業員を効率よく配置すること」
「スタッフの定着率を上げること」

など、人材に関する取り組みは、極めて重要な課題だと言えます。

 従業員に関するITサービスとして、誰もが真っ先に思いつくのは「求人サービス」や「勤怠管理システム」ではないでしょうか。近年では飲食業界に特化した求人サイトは増えてきましたし、ITを使った勤怠管理システムもいろいろあります。

 なにより近年の飲食業界における最大の悩みは「人手不足」でしょう。今や繁盛店や有名店、高級店ですら人手不足に喘いでいる状況であり、この課題は社会的構造や業界構造を変えない限り根本的な解決は難しいと言えるでしょう。

 では、飲食店が人手不足にどう立ち向かうべきなのか。私は「採用」より前に、まずは取り組むべき事があると考えています。それは「従業員のモチベーションを高め、定着率を上げること」です。それを実現するためのツールの1つとして私が選んだのは、社内のコミュニケーションを促進させるためのシステム、つまり「社内SNS」です。

 コミュニケーションは飲食店のもっとも本質的な要素です。
 たとえば、お店(従業員)とお客様は、料理やサービスを通じてコミュニケーションをとっている、と考えることができます。内装や照明、インテリアなども、お店とお客様とのコミュニケーションのかたちの1つです。お客様が求めているものをお店が提供できれば、お客様は満足して、「また来たい」と思ってくれます。

 店の内側に目を移せば、飲食店はオーナー、店長、社員スタッフ、アルバイトなど大勢の人の手で運営されています。スムーズな店舗運営にはそれらすべての人が協調して働くこと、つまりコミュニケーションが何よりも重要です。目指すべきお店の理想像がトップから現場のアルバイトまで共有されて、それぞれが自分の仕事を果たしているお店は一体感がありますし、来店したお客様に質の高いサービスを提供することができます。逆にそこがうまくいっていない店は、どうしても店舗運営がちぐはぐなものになってしまいます。

 どんな組織においても人と人とのコミュニケーションは大切なものです。それは飲食店も同じで、もし店舗運営に何らかの問題を抱えている場合、社内のコミュニケーションを改善していくことで、お店の状態も改善していくケースが往々にして見られます。

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中村 仁

(なかむら・ひとし)パナソニック、外資系広告代理店オグルヴィ・アンド・メイザー・ジャパンを経て2000年に西麻布で飲食店を開業。立ち飲みブームのきっかけとなった「西麻布 壌」を皮切りに、とんかつ業態「豚組」、豚しゃぶ業態「豚組しゃぶ庵」などの繁盛店を世に送り出す一方、ツイッターを活用した集客で2010年に「外食アワード」を受賞。
2011年、料理写真を共有するアプリ「ミイル」をリリースしたのち、2013年に株式会社トレタを設立し現在に至る。
現在も「スクーリングパッド」をはじめ数々の飲食店向けセミナーの講師も務めている。
著書に『右向け左の経営術』『小さなお店のツイッター繁盛論』など。


飲食店を救う「ITサービス」ガイド

2015年は「飲食店IT化元年」と言われ、飲食店向けのITサービスが一斉にサービスを開始した年でした。
そして、その趨勢はすでに決まりつつあります。この連載では、そうした「飲食店を経営するうえで確実に利用したほうがよい」ITサービスを詳細に紹介していきます。
 

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