6月16日、世界の主要株式市場はハイテク株売りによる急落から即座に立ち直り、トランプ米大統領の経済政策を当て込む「リフレトレード」に対する投資家の自信は健在のようだ。写真はニューヨーク証券取引所で5月18日撮影(2017年 ロイター/Brendan McDermid)

[ロンドン/ニューヨーク 16日 ロイター] - 世界の主要株式市場はハイテク株売りによる急落から即座に立ち直り、トランプ米大統領の経済政策を当て込む「リフレトレード」に対する投資家の自信は健在のようだ。

 ただ、相場回復の中身に目を凝らすと、投資家がどのセクターや地域に資金を振り向けるかで選別姿勢を強めている様子がうかがえる。

 主要株式市場は6月に入って大きく下げたものの、MSCI世界株価指数<.MIWD00000PUS>は過去最高値まで1%弱の水準を維持している。またバンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ(BAML)とEPFRの調査によると、14日までの1週間の世界の株式市場への資金流入は246億ドルと、昨年11月の米大統領選以降で最大を記録。投資家は株式に資金を投入し続けている。

 BB&Tウェルス・マネジメントのバッキー・ヘルウィグ上席バイスプレジデントは「株はなお魅力を保っている。行き場の決まっていない資金が依然として控えている」と指摘。株式市場は弱いインフレ統計や米連邦準備理事会(FRB)のタカ派への傾斜、経済指標の悪化などの悪材料をこなしており、「株式投資家は必ずしも市場からの退場を望んではいない」と話した。