私が「ミスの多い平凡社員」だったから断言できる!

 その理由をお話しします。

 ソフトバンクに入社した当時、私は弱冠25歳の若造でした。三菱地所時代は、目の前の仕事に精一杯頑張っていましたが、現実は、ビジネスにおけるまったくのど素人です。どちらかといえば、うっかりミスの多い平凡な社員でした。

 ソフトバンクに入社後、孫社長のもとでさまざまな仕事を任されましたが、どれもはじめての仕事ばかりで、任された当初は、とてもこなせないという仕事ばかりでした。

 入社後はじめての仕事は、「3日で経営要素1万件をピックアップしろ」というものでしたが、とてつもない数のうえ、漠然とした依頼で、難しい仕事でした。

 また、側近としてさまざまなところに出かけるものの、孫社長の足を引っ張ることもよくありました。たとえば、当時の私は英語がまったく話せず、Yahoo!とのビジネス・ミーティングで、ジェリー・ヤンや初代CEOのティム・クーグルが同席する中で孫社長に大恥をかかせてしまいました。

 ですが、孫社長のもとでは、そんなことは関係ありません。

 私が仕事ができようができまいが、どんどん新しい仕事が降りかかってきます。

 だから、私は「仕事との向き合い方」を徹底的に工夫しました。