[ドバイ 21日 ロイター] - 株価指数の開発・算出を手掛ける米MSCIはサウジアラビア株式の新興国株指数組み入れを検討し、2018年6月に結論を発表すると明らかにした。組み入れが決まれば、19年5月、8月の2段階で実施する。

サウジは15年6月に国内株式市場を海外機関投資家に開放して以来、決済などのシステムを国際標準に近づける取り組みを続けてきた。このため、多くのファンドマネジャーはMSCI指数への組み入れを見込んでいる。

フランクリン・テンプルトン・インベストメンツの中東・北アフリカ(MENA)株式責任者、バッセル・ハトゥン氏は「MSCI新興株指数組み入れはサウジ株式市場だけでなく地域全体の証券市場に変革をもたらすだろう」と指摘。組み入れ後はサウジとMENAが海外投資家の確実な投資対象になると述べた。

MSCIの推定によると、組み入れが決まれば、サウジの主要32銘柄が対象となり、同指数に占める比率は2.4%となる。これには史上最大規模と予想されるサウジアラムコによる来年の新規株式公開(IPO)は含まれない。

ファンドマネジャーらによると、サウジアラムコが国内上場を果たせば、サウジのMSCI指数に占める比率は約2倍になるとみられ、ロシアとメキシコの比率を上回る可能性がある。

また、MSCI指数およびFTSEセカンダリ・エマージング指数に組み入れられた場合、今後数年間で500億ドル以上の海外資金がサウジに流入する可能性があると予想している。