[ブラジリア 20日 ロイター] - ブラジルの連邦警察は20日、テメル大統領の汚職疑惑を巡る捜査結果の大半を最高裁判所に報告した。捜査内容に詳しい複数の関係筋によると、結果を受けて、検察は来週末までにテメル大統領を起訴するとみられる。

テメル大統領を巡っては、国内食肉最大手JBS<JBSS3.SA>.に絡む汚職疑惑が浮上し、最高裁のファキン判事が先月、大統領への捜査を許可。市場ではテメル氏が掲げる経済改革が頓挫するとの懸念が広がった。

テメル氏は繰り返し疑惑を否定している。

同氏の弁護士はロイターに文書で、大統領は警察の報告についてコメントしないと述べた。テメル氏は現在、外遊中。

この日の報告は捜査結果の一部にとどまったが、警察は今後5日内に捜査全体の結論をファキン判事に提出する。それを受けて、ジャノー検事総長は来週末までに大統領を起訴する見通し。

ただ、憲法の規定によると、大統領に対する起訴の受理には議会下院の3分の2の賛成が必要。起訴受理後にはじめて裁判所での審理が始まる。

テメル氏率いる与党連合に属する複数の議員らはこれまでロイターに対し、起訴受理は阻止できると自信を示している。