[ロンドン 21日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のハルデーン理事は21日、自身が今年下半期の利上げを支持する公算が大きいとの認識を示した。

カーニー総裁よりタカ派色を打ち出したことで、中銀内で見解が分かれる兆候が改めてみられた。

低金利維持派とされたハルデーン理事の発言を受け、ポンドは対ドルで上昇、国債や株価の重しとなった。

先週の金融政策委員会では、3人の委員が利上げに賛成票を投じたが、ハルデーン理事は据え置きを主張していた。

同理事は講演で、世界経済が底堅く、昨年の欧州連合(EU)離脱決定に対する自国経済の回復力を踏まえ、自身が近く利上げ支持に転じる公算が大きいと表明した。

国内経済成長が消費動向にさほど依存しないことや、最近の国内主要インフレ率が2.9%と中銀目標の2%を大きく上回り、言葉よりも政策措置が重要と債券市場で受け止められている兆候などを挙げた。

「指標が依然として順調なことを踏まえれば、昨年8月の追加刺激措置の一部を解除するプロセスを開始するのは、年後半にかけて賢明になるだろう」と発言。利上げ開始が後手に回るリスクが増えているとの認識を示した。

「10年ぶりの25ベーシスポイント(bp)金利引き上げは重大な一歩のようにみえるが、歴史的な尺度でみて金融政策は依然相当緩和的な水準にとどまる」とも語った。

先週の金融政策委員会で据え置きを主張したことについては、賃金の伸びが加速する兆しがみられず、景気が予想以上に急激に落ち込むリスクが残されていたからだと説明した。

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