[ニューヨーク 21日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対して下落した。米株安をきっかけに一部のトレーダーが利益確定のドル売りに動いた。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は終盤、0.2%安の97.541で取引された。

ドルは前日、米連邦準備理事会(FRB)が年内に再度追加利上げするとの観測から買われ、主要通貨に対して約1カ月ぶりの高値を付けた。

しかしこの日は米株式市場が全般に軟調に推移したことから、いったん利益を確定するためにドルを売る動きが広がった。

米主要株価指数ではダウ工業株30種平均とS&P総合500種が下落。半面、ナスダック総合指数は上昇した。

ファーストライン・FX・カレンシー・ストラテジーの創設者、ジェーソン・レインワンド氏は「ドルは米株式市場の動きを受けて、いくらか押し戻された。市場は(足元のインフレ軟化を重視しない姿勢を示した)イエレンFRB議長の発言内容の消化を続けている」と述べた。

ポンドは対ドルで上昇。イングランド銀行(英中央銀行)のハルデーン理事が今年下半期の利上げを支持する公算が大きいと述べたことでポンドが買われた。

ハルデーン理事はハト派と目されており、この日の発言は市場で意外感をもって受け止められた。RBCキャピタル・マーケッツの外為ストラテジーヘッド、アダム・コール氏は「ハルデーン理事が主張を変えれば、今後の政策金利にとって重要な材料になり得る」と述べた。

資源国通貨は、原油が供給過剰への警戒感から下落したため、全般に軟調。下落率はカナダドル<CAD=D4>が0.4%、オーストラリアドル<AUD=D4>が0.3%、ニュージーランドドル<NZD=D4>が0.1%だった。

ドル/円 NY終値 111.37/111.39

始値 111.22

高値 111.72

安値 111.23

ユーロ/ドル NY終値 1.1166/1.1170

始値 1.1149

高値 1.1169

安値 1.1131