[ニューヨーク 21日 ロイター] - 21日の米国株式市場は、S&P総合500種とダウ工業株30種が続落して取引を終えた。原油安を嫌気してエネルギー株が売られ、両指数を圧迫した。一方でナスダック総合指数は、ヘルスケア関連株やハイテク株に下支えされて反発した。

朝方に原油相場が下げに転じたことを受け、S&Pエネルギー株指数<.SPNY>は1.6%低下した。

銀行株は利回り曲線のフラット化に伴う利ざやの縮小を巡る懸念から売られ、S&P銀行株指数<.SPXBK>は0.8%下げた。

重機メーカーのキャタピラー<CAT.N>は3.3%安。これが工業セクターの重しとなり、S&P工業株指数<.SPLRCI>は0.7%低下した。だが宅配のフェデックス<FDX.N>は1.6%上昇した。

通信株ではAT&T<T.N>が大きく下げ、S&P電気通信サービス株指数<.SPLRCL>は1.2%低下した。

一方、ナスダック・バイオテクノロジー株指数<.NBI>は4.1%上昇、昨年11月8日の米大統領選以降では最大の上げとなった。セルジーン<CELG.O>とリジェネロン<REGN.O>がいずれも5%超の上昇となったほか、バイオジェン<BIIB.O>は4.7%値上がりした。

コーナーストーン・フィナンシャル・パートナーズのクリス・ザカレリ最高投資責任者(CIO)は、原油先物相場の軟調な地合いが続いていることで、インフレを巡る投資家の懸念が強まっており、その結果として銀行株や工業株などの循環銘柄が売られていると指摘。「原油安がインフレ低下の前兆と見られているため、循環銘柄の多くは軟調となっている」と述べた。

その上でザカレリ氏は、投資家は成長機会を求めて、ハイテク株やバイオテクノロジー株が多いナスダックに目線が向かっていると説明した。

またコモンウエルス・フィナンシャルのブラッド・マクミランCIOによると、トランプ大統領の薬価を抑制する取り組みが予想よりも医薬品業界寄りになりそうだとの報道が、ヘスルケア株の追い風となった。

騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では下げ銘柄が上げ銘柄を上回り、比率は1.70対1だった。ナスダックも1.04対1で下げ銘柄が上げ銘柄を上回った。米取引所の合算出来高は約71億6000万株で、直近20営業日の平均である69億2000万株を上回った。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 21410.03 -57.11 -0.27 21466.39 21492.62 21390.00 <.DJI>

前営業日終値 21467.14

ナスダック総合 6233.95 +45.92 +0.74 6202.75 6236.66 6200.86 <.IXIC>

前営業日終値 6188.03

S&P総合500種 2435.61 -1.42 -0.06 2439.31 2442.23 2430.74 <.SPX>

前営業日終値 2437.03

ダウ輸送株20種 9292.61 -11.21 -0.12 <.DJT>

ダウ公共株15種 729.86 -4.82 -0.66 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 1087.42 +12.54 +1.17 <.SOX>

VIX指数 10.75 -0.11 -1.01 <.VIX>

S&P一般消費財 715.28 +0.76 +0.11 <.SPLRCD>

S&P素材 336.36 -3.82 -1.12 <.SPLRCM>

S&P工業 581.90 -3.91 -0.67 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 576.46 -2.27 -0.39 <.SPLRCS>

S&P金融 401.07 -3.16 -0.78 <.SPSY>

S&P不動産 200.15 -0.46 -0.23 <.SPLRCREC

>

S&Pエネルギー 471.88 -7.67 -1.60 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 922.48 +11.17 +1.23 <.SPXHC>

S&P電気通信サービス 156.17 -1.92 -1.22 <.SPLRCL>

S&P情報技術 961.30 +6.43 +0.67 <.SPLRCT>

S&P公益事業 272.30 -1.76 -0.64 <.SPLRCU>

NYSE出来高 8.29億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物9月限 ドル建て 20135 + 25 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物9月限 円建て 20100 - 10 大阪比 <0#NIY:>