[ベルリン 23日 ロイター] - ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)<VOWG_p.DE>は、国内の裁判所が賠償を求める原告団の主張を支持した排ガス不正を巡る2件の訴訟について、控訴しないことを決定し、排ガス量をコントロールする違法ソフトウエアを搭載したディーゼル車を買い取ることで合意した。

VWは米国では不正を認めたが、欧州では法律に違反しておらず、欧州の所有者に補償する必要はないとしており、秋までに対象となったすべての車種を修理すると約束している。

しかし、5月にアルンスベルクとバイロイトの地裁が出した1審判決が補償を求めた原告団の主張を支持。原告団の弁護士らによると、VWが控訴を断念したことで、現在は地裁の判断が法的拘束力を持っているという。

ただVWはこうした1審判決の重要性を否定し、控訴の断念は例外であり、進行中の他の訴訟に影響することはないとしている。