[ブリュッセル 23日 ロイター] - メイ英首相は、23日閉幕した欧州連合(EU)首脳会議で、英国のEU離脱後も同国に住むEU市民の権利を保護する方針を示した。ただ、EUのトゥスク大統領は「期待を下回る内容」で、EU市民の生活が悪化する恐れがあるとの懸念を表明。

ドイツのメルケル首相も「良いスタート」を切ったが「控えめに言っても突破口にはならない」との認識を示した。

メイ首相も、EU側と見解の相違があることを認めており、今後の交渉で対立を解消していく方針を示した。

現在、英国には300万人のEU市民が住んでいる。英政府の提案の詳細は26日に公表される予定。

EU側は、在英EU市民の権利保障問題をEU司法裁判所が管轄することを求めているが、メイ首相は反対している。

また、同首相は、権利保障の対象を3カ月前のEU離脱通知前から英国に在住していたEU市民に限定する可能性も示しており、他のEU加盟国から反発の声が出ている。