6月22日、日用品を取り扱う7つのオンラインストアのネットワークが、実際はダミーで、ギャンブルサイト上の支払いを偽装するために使われていたことが、ロイターの調査で分かった。偽オンラインサイトの一つのトップページ。6月20日撮影(2017年 ロイター)

[ロンドン 22日 ロイター] - 日用品を取り扱う7つのオンラインストアのネットワークが、実際はダミーで、ギャンブルサイト上の支払いを偽装するために使われていたことが、ロイターの調査で分かった。

 これらのサイトは欧州から運営されており、 生地やDVDケース、地図、ギフト包装紙、機械工作用のテープ、ピンバッジや旗などを販売しているとうたっている。しかし、実際にはこれらは偽の店舗で、市場規模400億ドル(4兆4500億円)のオンラインギャンブル産業でやり取りされる支払いを偽装するための、多国籍システムの一部だ。オンライン上のギャンブルは、多くの国や米国の一部の州で違法となっている。

 これは、「トランザクション・ロンダリング」と呼ばれる新たな資金洗浄の手段であり、不正取引の専門家によると、規制官庁やクレジットカード会社、銀行などは、まだ正面から対応策を講じていないと言う。この資金洗浄方法は、オンラインストアがカード決済を代行することで、支払いの本質を偽装できるという。

 ビザとマスターカードを含むクレジットカード会社は、全てのオンライン上の売買をコード化しており、それにより決済中の売買の内容を把握し、当該国で違法な取引については、ブロックする仕組みになっている。これは、加盟店業種コード(MCC)と呼ばれる。例えば、ギャンブル決済のMCCは7995で、より厳しい調査が行われる。