[東京 26日 ロイター] - 高島屋 <8233.T>は26日、2017年3―5月期が増収増益だったと発表した。訪日外国人の免税売上高が前年同期比1.5倍に拡大したほか、株価の推移を背景に、富裕層の消費も堅調に推移した。2018年2月期通期の業績予想は据え置いた。

3―5月期の連結営業収益は前年同期比2.8%増の2254億円、営業利益は同5.1%増の80億円。

消費動向について、村田善郎常務は「消費の状況は徐々に良くなりつつある」との認識を示した。ただ、その内訳は、堅調な株価を背景に富裕層の消費が伸びている一方で中間層の弱さは続いており、所得層による格差が顕著になっているという。

免税売上高は前年同期比1.5倍に拡大した。前年同期比で円安/人民元高だったことが要因。村田常務は、購入対象が高額品から消耗品に移っていることから「訪日客は増加していくと思うが、それに伴って免税売上高が伸びるかと言えば、もう少し固めに見る必要がある」と、慎重な見方をしている。

2018年2月期の連結営業収益は前年比2.1%増の9430億円、営業利益は同2.9%増の350億円の見通しを据え置いた。トムソン・ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト6人の営業利益予測の平均値は357億円となっている。村田常務は「足元は見通し通りで推移している」としたうえで、インバウンドに影響する為替動向や富裕層消費に影響する株価の動向など外部環境を注視したいとした。

(清水律子)