[ニューヨーク 26日 ロイター] - 米国株式市場は、ダウ工業株30種とS&P総合500種が小幅に上昇して取引を終えた。高値警戒感からハイテク株が売られ、ナスダック総合は反落した。

一方で、配当利回りの良いディフェンシブ銘柄は買われ、S&Pの公益事業株指数<.SPLRCU>は0.8%、電気通信サービス株指数<.SPLRCL>も0.6%それぞれ上昇した。

S&P情報技術株指数<.SPLRCT>は0.6%下落。マイクロソフト<MSFT.O>やアマゾン・ドット・コム<AMZN.O>、グーグル親会社のアルファベット<GOOGL.O>がいずれも値下がりし、S&Pやナスダックの重しとなった。

キングズビュー・アセット・マネジメントのポートフォリオマネジャー、ポール・ノルテ氏は「債券市場には景気減速の兆しが出ている。公益株を初めとしたディフェンシブ株が買われているのはそのためだ」と指摘した。

ただ、市場では「四半期末を控えた、ただの利益確定売りだ。7月上旬になって、利益が一段と改善するとの見方から買いの流れが強まっても不思議ではない」(ソラリス・アセット・マネジメントのティム・グリスキー最高投資責任者)といった声も聞かれた。

米国内での原油供給増を背景に原油相場の上昇は限定的で、S&Pエネルギー株指数<.SPNY>は0.2%安だった。

S&P金融株指数<.SPSY>は0.5%上昇。ニューヨーク連銀のダドリー総裁やサンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁が、利上げを継続していくとの見方を改めて示したことが後押し材料となった。

連邦準備理事会(FRB)は今月追加利上げを決定しており、年内にもう1度利上げがあるとの見通しを維持している。ただ、市場の織り込む年内再利上げの確率は50%にとどまっている。

個別銘柄では、米レンタカー大手ハーツ・グローバル・ホールディングス<HTZ.N>が13.5%高。米アップル<AAPL.O>が自動運転技術の試験目的でハーツから車を借りると一部で報じられたことが好材料だった。一方のアップルは0.3%安。

騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所、ナスダックともに上昇銘柄が下落銘柄を上回り、比率はそれぞれ1.88対1と1.19対1だった。

米取引所の合算出来高は約64億2000万株で、直近20営業日の平均である72億株を下回った。