[東京 27日 ロイター] - 正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、わずかにドル高/円安の111.89/86円だった。約1カ月ぶりに112円台へ上昇したが、高値では実需筋のドル売りが出やすく、正午にかけて再び111円後半に下押しした。

ドルは朝方に安値111.82円をつけた後、日経平均のプラス推移や米長期金利の小幅上昇などを眺めてじり高となった。投機筋から仕掛け的なドル買い/円売りも出ていたといい、節目の112円を突破すると、5月24日以来の高値となる112.07円まで上値を伸ばした。

ただ、112円台は「輸出企業のドル売り/円買いが観測されるほか、四半期末を迎えた実需筋から円転玉が出やすい状況でもある」(邦銀)という。ここから力強い上昇とはなりにくいとの声が聞かれた。112.07円まで強含んだ後は、111円後半に押し戻された。

ドル/円は前日の取引で上値抵抗線とみられていた111.70─80円レベルを上抜けた。「案件ものの円売り/外貨買いが引き金となり、ドルショートポジションの調整を誘発した」(国内金融機関)との指摘があった。

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