[ロンドン  27日 ロイター] - イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は27日、2007─09年の金融危機以降に改革が実施されているため、金融危機が再びわれわれの時代に起きるとは想定していないとの考えを示した。

議長はロンドンでのイベントの質疑応答で「われわれ(を取り巻く環境)はずっと安全で、(金融危機が)われわれの時代に起きないことを希望しているし、そうならないと確信している」と語った。

そのうえで、金融危機以降に導入され改革事項が巻き戻されるのは「望ましくない」とし、金融危機当時、影響の拡散を食い止めに努力した当局者に対し、改革が巻き戻されないよう呼び掛けた。

トランプ大統領は選挙期間中から銀行規制の緩和を公約に掲げてきた。トランプ氏との関係について問われると、直接答えることは控え、ムニューシン財務長官と良好な関係を築いているとのみ述べた。

金融政策については、FRBの利上げペースは緩やかなものになるとの立場をあらためて示し、「FRBが目標を達成するには、金利を非常に緩やかなペースで引き上げていくのが適切になる」との考えを表明。ただ「長期間にわたり歴史的に見ても低い水準に金利をとどめることについて先行き不透明性は存在する」と述べた。

FRBのバランスシートについては、「段階的、かつ予見可能な」方法で縮小していくとの考えを示した。

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