[ニューヨーク 28日 ロイター] - 米国株式市場は反発。金融・ハイテク株主導で買われ、S&P総合500種は約2カ月ぶりの大幅高となり、ナスダック総合は昨年11月7日以来の上昇率を記録した。

前日は米上院共和党が医療保険制度改革(オバマケア)代替法案の採決先送りを決めたことが嫌気され、幅広く売られた。しかしリバティービュー・キャピタル・マネジメントのリック・メックラー社長によると、相場の下げ局面ではすぐに新たな買いが入ったとみられ、「金利水準はなお非常に低く、多くの投資家は株式以外に資金を振り向ける先をほとんど見つけられない」という。

金融株<.SPSY>は、米長期金利上昇や長短国債利回りスプレッド拡大などを背景に1.6%高。JPモルガン・チェース<JPM.N>やバンク・オブ・アメリカ<BAC.N>がともに2%を超える値上がりだった。オークブルック・インベストメンツのピーター・ジャンコフスキス共同最高投資責任者は「複数の米連邦準備理事会(FRB)当局者から利上げを進めるという発言が聞こえてきており、それが金融株の大きな押し上げ要因になっている」と述べた。

前日に2週間余りぶりの大幅な下げとなった情報技術株<.SPLRCT>も1.3%上昇と持ち直した。

このほか3─5月期利益が市場予想を上回った食品のゼネラル・ミルズ<GIS.N>は1.6%高。プライベートエクイティ会社への身売りを近く発表すると伝えられた文具・事務用品販売のステープルズ<SPLS.O>は8.4%上がった。

騰落銘柄比率はニューヨーク証券取引所が3.18対1、ナスダックが3.29対1でいずれも上げが優勢。米取引所の合計出来高は約67億株と、直近20営業日平均の72億株を下回った。