たとえ字が汚くても、気持ちのこもったメッセージは、人の心に届きます。
  そう思って私は、「感謝の気持ちをハガキに綴り、送る」ことを始めました。
  社外の人にはハガキ。社内や身内にはちょっとしたメモでいいので、必ず手書きでお礼状を書いてください。

手書きにこだわり、その日のうちに投かん!

  お礼ならメールでいいのでは? と思うかもしれませんが、それではお礼になりません。あくまでも手書きにこだわってください。
  メールよりも手紙、デジタルよりもアナログ、パソコンフォントよりも手書きのほうが「ひと手間」かかっている分、「感謝の気持ち」が伝わりやすいのです。

  また手紙といっても、長くつらつら書く必要はありません。
  短くていいので、文章が得意ではない人でも、気負う必要はありません。
  簡潔にお礼だけを述べるようにしてください。

  また、新規アポで会ってくれた人に限っては、お礼のハガキをできればその日のうちに投かんしてください(少しでも早く「感謝」を伝えたいときは、「速達」にします)。

  私は、面会した10日後にお礼を伝え、礼を失したことがあります。
  先方から「いまさらですか? あれから10日以上経っていますよね。もう、ほかの広告代理店に決めてしまいました」と言われ、新規獲得は失敗に終わったこともあるので、お礼にもスピード感は大切です。