[ロンドン 4日 ロイター] - イングランド銀行(英中銀)金融政策委員会のマイケル・ソーンダーズ委員は4日、消費の減速は投資と輸出で相殺されると確信しているとし、英国の家計は金利上昇に備える必要があるとの考えを示した。

同委員はガーディアン紙のインタビューに対し、英国の欧州連合(EU)離脱交渉の先行きが不透明になっていることを理由に金利を現行水準に据え置き続けることは理に適わないとし、「家計はある時点での金利上昇に準備しておく必要があると考えている」と述べた。

金利上昇は経済が堅調で失業率が低下しているとの文脈の中で起こるとしながらも、迅速に行動しなければ後手に回る恐れがあると指摘。「最大限の刺激策を導入していることのリスクとして、失業率が低下し続けるなか、ある時点で賃金の伸びが加速すれば、非常に急激な政策の転換が必要になることが挙げられる」とし、引き締めを限定的、段階的に実施した場合よりもはるかに困難な状況になる可能性があると述べた。

英中銀の金融政策を巡っては、カーニー総裁が先月28日、英経済が完全稼動の状態に近づくにつれ中銀は利上げを実施する必要が出てくる可能性があり、金融政策委員会(MPC)はこのことについて「向こう数カ月」以内に討議すると発言。ただその後、カンリフ副総裁らが慎重な姿勢を示すなどさまざまな発言が相次いでいる。

6月15日の金融政策委員会で英中銀は政策金据え置きを決定したが、予想外に3人の政策委員が利上げを主張。ソーンダーズ委員はこのうちの1人だった。

*内容を追加しました。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)