[4日 ロイター] - <為替> オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が政策据え置きを決定すると同時に金利見通しに中立的な姿勢を示したことを受け、豪ドルが約1%下落した。また北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験に成功したと発表したことで主にアジア圏の投資家から安全資産としての円に買いが入り、円は対ドル<JPY=>で約0.2%、対ユーロ<EURJPY=>で約0.4%上昇した。

前週は欧州やカナダの中銀が金融引き締めの可能性を示唆。豪中銀もこうした動きに従うとの見方が大勢だった。ただオーストラリア中銀は政策金利のオフィシャルキャッシュレートを過去最低の1.50%に据え置くとともに、経済や金利見通しに中立な姿勢を表明。当初上げていた豪ドルは下落に転じた。

外為市場:[USD/J]

<ロンドン株式市場> 反落して取引を終えた。英決済サービスのワールドペイ・グループ<WPG.L>が過去最高値をつけたものの、相場全体の下げを相殺できなかった。

米バンティブ<VNTV.N>と米銀行大手JPモルガン・チェース<JPM.N>から買収提案を受けたと発表したワールドペイが27.7%急伸した。アナリストは、他企業も買収に関心を寄せるのではないかと指摘する。

銀行株<.FTNMX8350>が0.8%下落した。米生産鈍化の兆しを受け、原油相場が1バレル=50ドル付近で安定したことに伴い、石油株<.FTNMX0530>はほぼ横ばいで引けた。石油大手のBP<BP.L>が0.3%安、HSBC<HSBA.L>とスタンダード・チャータード(スタンチャート)<STAN.L>もそれぞれ1.1%、0.6%下落した。

ロンドン株式市場:[.LJP]

<欧州株式市場> 下落。前日大幅に値上がりしたことから、この日は全般的に戻り売りが出た。米国市場が休場となるなか薄商いだった。

デンマークのカード決済大手ネッツ<NETS.CO>や同業のワイヤーカード<WDIG.DE>が4%強上昇。ネッツはこれまでに買収提案を受けたことを認めているが、アナリストらによると、2大クレジットカード会社のビザ<V.N>とマスターカード<MA.N>がネッツの買収に関心を示している可能性がある。

ポルトガル電力公社(EDP)<EDP.LS>は1.6%高。スペインの電力・ガス企業ガス・ナチュラル<GAS.MC>がEDPに合併を打診したと報じられた。ただEDPは合併協議を否定している。ガス・ナチュラルは0.6%安。ドイツ後発薬(ジェネリック)大手のスタダ<STAGn.DE>は2.2%高。同社は、投資会社のベイン・キャピタルとシンベンがスタダへの新たな買収案を提示するため、規制当局に承認を求める可能性があると述べた。

欧州株式市場:[.FJ]

<ユーロ圏債券> 国債利回りが総じて低下した。欧州中央銀行(ECB)当局者が超緩和的な金融政策の引き揚げに懐疑感を示し始めていることで、市場に安心感が広がっていることが背景。

ドラギECB総裁は前月27日、大規模な債券買い入れや超低金利といったECBの政策を微調整する可能性を示唆。これを受け市場では緩和縮小観測が浮上し、ユーロ相場が上昇するとともに、ユーロ圏国債利回りが上昇するなどの動きが出ていた。

ただ一部ECB当局者は景気回復が鈍化するとの懸念から緩和策の縮小に慎重な見方を表明。プラート専務理事はこの日、ユーロ圏のインフレの継続的な回復はECBの緩和的な金融政策に大きく依存しているとし、超緩和的な金融政策は依然として必要との見方を示した。

ユーロ圏金融・債券市場:[DE/BJ]