[東京 5日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は小反発。終値で13営業日連続2万円を上回った。前日の米国株式市場は休場、ドル/円<JPY=>も変化に乏しいなか、北朝鮮を巡る地政学リスクの高まりで一時140円超安となった。売り一巡後は日銀のETF(上場投資信託)買いの観測や自動車や鉄鋼など出遅れ感のあるセクターへの継続的な押し目買いでプラスに転じ、小幅高で推移した。

TOPIXも反発。セクター別では、鉄鋼、非鉄金属、機械の上昇率が高かった。半面、不動産、鉱業、陸運が軟調だった。

韓国国防相は5日、北朝鮮が6度目の核実験を実施する可能性が高いとの考えを示した。市場では「手控え要因ではあるが、ネガティブサプライズ感は薄れてきている。週末のドイツでのG20サミットで北朝鮮への対応が議論されるだろうが、現状より厳しい規制が敷かれそうとなれば、むしろプラス材料だ」(内藤証券・投資調査部長の田部井美彦氏)との声が聞かれた。

一方、「欧米の長期金利が上昇し銀行や自動車などバリュー株のパフォーマンスが戻ってきている」(国内投信)との見方が出ている。TOPIXバリュー指数<.TOPXV>がTOPIXグロース指数<.TOPXG>を上回る上昇率となっており、トヨタ<7203.T>は1.55%、日産<7201.T>は1.73%、三菱UFJ<8306.T>は0.91%、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>は1.21%の上昇だった。

個別銘柄では、エービーシー・マート<2670.T>が続伸。同社が4日に発表した6月の既存店売上高は前年比2.7%増となり2カ月ぶりにプラスに転じた。全国的に天候が安定し、スポーツシューズ、キッズシューズと季節商材のサンダルの販売が好調だったという。足元の堅調な業況を好感した買いが入った。

半面、アダストリア<2685.T>が続落。4日発表の月次売上高を嫌気した。6月の既存店売上高は前年比2.7%減。今期初の前年同月割れとなった。セール期に入っても客数が伸び悩んだという。

東証1部騰落数は、値上がり1329銘柄に対し、値下がりが550銘柄、変わらずが143銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      20081.63 +49.28

寄り付き    20015.07

安値/高値   19888.9─20087.01

TOPIX<.TOPX>

終値       1618.63 +8.93

寄り付き     1608.56

安値/高値    1602.47─1618.77

東証出来高(万株) 179461

東証売買代金(億円) 24503.69

(辻茉莉花)