[5日 ロイター] - <為替> 終盤のニューヨーク外為市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨から米金融政策当局者の間で今後の利上げペースを巡って意見が分かれていることが分かり、ドル指数が横ばいとなった。

円は、北朝鮮が大型核弾頭が搭載可能な新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)の実験を実施したと発表したことを受けてアジアの取引時間に一時的に買われ、対ドルで112円台を付ける場面もあった。米取引時間の終盤には113円台前半で取引された。

ドル指数<.DXY>は1週間ぶりの高値を付けた後、終盤は横ばいの96.237。ドル/円<JPY=>は0.1%安の113.14円。ユーロ/ドル<EUR=>は横ばいの1.1348ドル。

<債券> 米経済指標やFOMC議事録を受け国債利回りが上下に動いたものの、終盤の取引では前営業日終盤よりやや低い水準で推移した。

商務省が朝方発表した5月の製造業受注は前月比0.8%減と、2カ月連続のマイナスとなり市場予想の0.5%減を上回る落ち込みとなった。これを受け、国債利回りは低下。

午後に入って米連邦準備理事会(FRB)が公表した6月13-14日のFOMCの議事要旨を受け、国債利回りは上昇。ただその後は上げ幅を縮小し、前営業日終盤に並ぶ水準まで戻した。アナリストはこうした動きについて、FOMC議事録から特に新たな情報は得られなかったためとしている。

3年債<US3YT=RR>利回りは一時1.598%と、約3カ月半ぶりの水準に上昇。2年債<US2YT=RR>利回りは1.414%と、3日に付けた約8年ぶり高水準に迫った。

<株式> ハイテク株が堅調でナスダック総合指数<.IXIC>とS&P総合500種<.SPX>が上昇した一方、原油価格の急落を嫌気してエネルギー株は下げ、ダウ工業株30種<.DJI>は下落した。

ドル高が重しとなったほか、石油輸出国機構(OPEC)の輸出増への懸念で、原油価格は約4%下げた。このためエクソン・モービル<XOM.N>とシェブロン<CVX.N>はいずれも1.5%以上下落。S&Pエネルギー株指数<.SPNY>は2%下落し、11の業種別指数の中で最も大きな下げとなった。

半面、半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)<AMD.O>、マイクロン・テクノロジー<MU.O>、エヌビディア<NVDA.O>などが堅調で、S&P500種の上昇をけん引した。

自動車部品小売りのオライリー・オートモーティブ<ORLY.O>は、第2・四半期の既存店売上高の伸びが予想を下回り、18.9%の急落となった。  

<金先物> 安値拾いの買いなどが入り、4営業日ぶりに反発した。中心限月8月物の清算値は前営業日比2.50ドル(0.21%)高の1オンス=1221.70ドル。 朝方は外国為替市場でドル買い・ユーロ売りが進行したことなどを受けて割高感から一時マイナス圏に沈んだ。ただその後は、ショートカバーや安値拾いの買いなどが入ってプラス圏に浮上。米株相場が午前に一段安となる中、投資家のリスク回避姿勢が若干強まったため、安全資産としての金買いも入った。

<米原油先物> 利益確定やドル高などを背景とした売りが台頭し、9営業日ぶりに反落した。 米国産標準油種WTIの中心限月8月物の清算値は前営業日比1.94ドル(4.12%)安の1バレル=45.13ドルと急落。9月物も1.95ドル安の45.34ドルと大幅下落した。

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