7月4日、トランプ米大統領(右)は7─8日にドイツ・ハンブルクで開かれるG20首脳会議の会期中に、ロシアのプーチン大統領(左)と初の直接会談を行う。写真左はモスクワ郊外で昨年1月、同右はNY市で昨年5月撮影(2017年 ロイター/Ivan Sekretarev/Pool/Lucas Jackson)

[ワシントン 4日 ロイター] - トランプ米大統領は7─8日にドイツ・ハンブルクで開かれる20ヵ国・地域(G20)首脳会議の会期中に、ロシアのプーチン大統領と初の直接会談を行う。

 トランプ氏は大統領選期間中にプーチン氏を「強力な指導者」とたたえ、悪化した米ロ関係の修復に協力して取り組む方針を打ち出していた。

 しかし大統領就任後にロシアによる米大統領選への介入疑惑が浮上。米議会では共和・民主両党がクリミア編入に伴う対ロ制裁の強化を求めており、トランプ氏にプーチン氏との初顔合わせに強硬姿勢で臨むよう迫る国内からの圧力は強い。

 米議員の間には、シリアの内戦が長引いて中東地域が不安定化しているのはロシアがアサド政権を支持しているためだとの懸念もある。コーリー・ガードナー上院議員(共和党、コロラド州)は「ロシアが世界各地で続けている侵略は容認できないし、ロシアはその責任を負うべきだと、トランプ大統領は明確にする必要がある」と話す。

 一方、トランプ氏は自陣営とロシアとの癒着を巡る疑惑で特別検察官の指名に追い込まれ、対ロ政策をコントロールする能力が落ちているというのが外交専門家の見方だ。

 米国の情報当局は既に、ロシアが後ろ盾となって昨年の米大統領選でトランプ氏に有利になるような介入が行われたと結論付けた。