6月27日、「世界中の情報を整理する」との企業理念を掲げ、卓越したエンジニアリングを誇る米グーグルであっても、自らの組織をどうまとめるかという非常に人間くさい問題の解決には、いまだに苦労しているようだ。写真は米マサチューセッツ州のケンブリッジにあるグーグルのオフィス前を歩く人々(2017年 ロイター/Brian Snyder)

[サンフランシスコ 27日 ロイター] - 「世界中の情報を整理する」との企業理念を掲げ、卓越したエンジニアリングを誇る米グーグルであっても、自らの組織をどうまとめるかという非常に人間くさい問題の解決には、いまだに苦労しているようだ。

 2年近く前、共同創業者ラリー・ペイジ氏が、巨大テクノロジー企業のグーグルを新たに設立する持株会社「アルファベット」のもとで再編すると発表。アルファベット傘下には、ネット検索最大手のグーグルに加え、ヘルスケア、自動運転車、都市計画といったさまざまな分野における、それぞれ独立した事業が連なっている。

 ウォール街は当時この動きを歓迎した。

 それまでは、リスクの大きい新規事業も、グーグル本体の財務実績に合算されていた。この再編によって、投資家はグーグル自体の業績を、「アザーベッツ(その他部門)」と呼ばれる、多岐にわたる11の新規事業と切り離して捉えることができるようになった。

 こうした新規事業には、「Wi─Fi」を利用したサーモスタット製造のネスト・ラボ、人間の寿命延長を追求するキャリコ、秘密の研究機関Xなどが含まれる。