[東京 6日 ロイター] - 正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の113.04/06円だった。北朝鮮リスクに対する警戒が上値を抑えているとの見方も出ている。

朝方113.10─20円台で推移していたドルは、午前9時過ぎに113.31円まで上昇したが、仲値公示付近に実需筋の円買いが強まり、一時112.96円まで下落した。「明日の米雇用統計発表前にポジションを落としておこうという動きも出ていた可能性がある」(国内金融機関)との声が出ていた。

112円後半で下げ止まったが、戻りは鈍く、正午にかけて113.00─10円台を中心にもみ合った。北朝鮮リスクに関しては、「米国の出方次第だが、どう転ぶか分からないという不安があって動きづらい」(同)という。

ヘイリー米国連大使は5日、国連安全保障理事会の緊急会合で、北朝鮮による核ミサイル開発計画の阻止に「やむを得なければ」軍事力を行使する用意があると警告した。

また、マティス米国防長官は5日、北朝鮮のミサイル実験を巡り稲田防衛相と電話で会談。この中で、長官は日本防衛への「強いコミットメント」を確認するとともに、米国が保有するあらゆる能力を用いて北朝鮮に対する抑止を強化する方針を示した。

北朝鮮を巡る地政学リスクでは「米国による武力行使の有無に関心が寄せられそうだが、米国にとってのメリットが見当たらない。現実味は薄いのではないか」(ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの通貨ストラテジスト、村田雅志氏)との指摘もあった。

午前10時半に発表された豪5月貿易収支は24億7100万豪ドルの黒字。市場予想(11億豪ドルの黒字)に比べて黒字額が大きく、豪ドル買いで反応した。