「ヘネシー X.O」の個性豊かな
カクテルが次々と登場

 競技のスタートに先立って、初代チャンピオンの秋谷修二氏(Bar Vie Lembranca、東京都)が、優勝したカクテル「Old Rich Time(オールドリッチタイム)〜特別な時間を〜」を製作、披露した。

「ヘネシー X.O」の持つ7つのチャプター(味)の中でも、特にバニラやチョコレートといったスイーツにつながる部分を強くしたカクテルで、「香りやフレーバーを細分化させ、それを複材料に落とし込んで再構築した」と解説、カクテルの奥の深さを印象付けた。

競技の解説も担当した、初代チャンピオンの秋谷修二氏と「Old Rich Time(オールドリッチタイム)〜特別な時間を〜」
次々と運ばれるカクテルを賞味する審査員たち

  競技が始まると、壇上ではファイナリストたちが次々にカクテルを創作。シェイクするスタイルや手順などに、それぞれに特徴があり、バーテンダーの技量の競演としても見応えがあった。完成されたカクテルは、すぐに審査員のもとに運ばれテイスティングが行なわれ、アフターパーティーの後、いよいよ結果発表となった。

第3位の竹内洋行氏。フルーティな色彩が鮮やかなカクテルを創作。デコレーションはベルローズとレーズン

 第3位に入賞したのは、竹内洋行氏(サンルーカル・バー、東京都)。カクテル名は「eX-Charmant」で、「ヘネシー X.O」が放つ重厚感と共に、時を問わず誰でもフルーティに楽しめるカクテル、というのがコンセプト。チェリーリキュールやベリ−シロップ、グランベリーやフレッシュライムジュースを材料に、果実の味を強調した。

準優勝の古宮賢人氏。自家製オレンジピールチョコレートをデコレーションに、シガーが似合う大人のテイストを創作

 準優勝は、古宮賢人氏(Le Connaisseur渋谷店、東京都)。カクテル名は「Felicite〜至福〜」。創作意図は、シガーと「ヘネシー X.O」を共に楽しめるようにというもので、エスプレッソや、チョコレートリキュール、マンサニーリャシェリーが材料だ。