[東京 6日 ロイター] - コニカミノルタ<4902.T>は6日、官民ファンドの産業革新機構と共同で、乳がんなどの遺伝子診断事業を手掛ける米アンブリー・ジェネティクス(AG社、カリフォルニア州)を買収すると発表した。

買収により、今後市場の拡大が見込める、患者ごとに適切な治療・予防が可能となるプレシジョン・メディシン(個別化医療)に本格参入する。

会見したコニカミノルタの山名昌衛社長兼最高経営責任者(CEO)は「グループ戦略上、個別化医療は大変大切だ。あと10年、20年、この領域は必ずやり遂げる」と意欲を示した。

買収額はアドバイザリー費用等込み902億円。コニカミノルタが60%、産業革新機構が40%を出資する。AG社の今後2カ年の決算数値に応じて、追加で2億ドル(220億円)を支払う可能性がある。10月の買収完了を予定している。

コニカミノルタはAG社の買収により、日本でがんを対象に遺伝子診断サービスを導入する予定。まずはAG社で実績のある乳がん、卵巣がん、大腸がん等を対象としたサービスを2018年度に開始する。

同社のバイオヘルス事業の売上高は現在200億円を下回っているが、2021年度に1000億円まで引き上げたい意向だ。同事業の営業利益率は20%を目指す。

AG社は1999年に設立。2016年6月期の売上高は約2.88億ドル(316億円)。

*内容を追加します。

(志田義寧)