[ワルシャワ 6日 ロイター] - トランプ米大統領は6日、訪問先のポーランドで、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を実施したことについて「厳しい」対応を検討していると述べた。

北朝鮮は4日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験に成功したと発表した。一部の専門家は、米アラスカ州やハワイ州、恐らくは米太平洋岸北西部を射程に収める可能性もあるとみている。

北朝鮮はまた、ミサイルには大型核弾頭の搭載が可能と主張している。

トランプ大統領はポーランドのドゥダ大統領との共同記者会見で、北朝鮮は「脅威」であり、米国は「非常に強力に」対応すると表明。同国に対し「厳しい対応」を検討していると述べた。

ただ、オバマ前政権がシリアによる化学兵器使用に関して「レッドライン(越えてはならない一線)」を引いたものの、適用はしなかったことを引き合いに出し、自身はこうした「レッドライン」は引かないとの立場を表明。「(北朝鮮は)非常に危険な行動を示しており、何らかの対応をしなければならない」と述べた。

今回の北朝鮮問題は1月に発足したトランプ政権にとり最大の外交上の懸案となっている。

北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、米国のヘイリー国連大使は5日の国連安全保障理事会の緊急会合で、北朝鮮による核ミサイル開発計画の阻止に「やむを得なければ」軍事力を行使する用意があると警告した。

ただ、マティス米国防長官は6日、記者団に対し、北朝鮮のミサイル発射実験自体が米朝を戦争に近づけるものではないとの見解を示した。

一方、中国の朱光耀財務次官は6日、対北朝鮮制裁について、中国は関連する国連決議を実施するが、「米国は国内法を理由に中国金融機関に制裁を科すべきではない」と釘を刺した。

外交筋によると、ロシアは6日、国連安保理による北朝鮮のミサイル発射を非難する声明の発表に反対した。米国連代表部が作成した声明案がICBMの発射に言及しているためという。

ロシア政府は北朝鮮が4日に発射したミサイルは中距離弾道ミサイルだったと主張している。

*内容を追加しました。

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