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心に届く話し方
【第1回】 2017年7月13日
著者・コラム紹介バックナンバー
松本和也

話の長い人におススメしたい
「ざっくり→しっかり」法

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新刊『心に届く話し方 65のルール』では、元NHKアナウンサー・松本和也が、話し方・聞き方に悩むふつうの方々に向けて、放送現場で培ってきた「伝わるノウハウ」を細かくかみ砕いて解説しています。
今回の連載で著者がお伝えするのは、「自分をよく見せることを第一に考える話し方」ではなく、「聞いている人にとっての心地よさを第一に考える」話し方です。本連載では、一部抜粋して紹介していきます。

原因は「とにかく全部説明しなきゃ」というサービス精神

 「話すのが苦手なんです」という方、ひょっとしてこんなお悩みはありませんか?
「言いたいことはあるんだけど。何から話していいかわからない」
「話しているうちに、何を話しているかわからなくなってしまう」
 こんなお悩みをお持ちの方に、今回はお届けします。

 こんなやりとり、職場で聞いたことありませんか?
係長「今日2時から、会議の予定だったよね。予定通り実施するの?」
部下「あ、係長! 実は今日なんですけど~、部長と課長がどちらも急な出張が入ってしまったんですよね~。一応他のメンバーは資料もそろえて準備はできていまして~。ただ決裁者がいない中で~…」
係長「(イライラしながら)で、会議やるの? やらないの?」
部下「は、はい…それをこれから検討しなくてはいけないなと…」

 これ、周りで聞いているとわかるんですよね。「ああ、早く結論を言えばいいのに」と。でも、実際自分が説明しなくてはいけない立場になると、うまく言えない。なぜなんでしょう?

 その原因は、あなたに「とにかく全部説明しなきゃ」といういい意味での「サービス精神」があるからのような気がします。そしていろいろと説明しているうちに、まずこたえなければいけないことを忘れる。忘れたことに気づいて焦る。これが繰り返される感じではないでしょうか?

 一方、聞いているほうは、どうでしょう。なにも最初からすべての説明を聞きたいわけではありません。まずざっくり理解したい。細かいことはあとで説明してくれればいい。そのあとわからないことがあれば質問したいのです。ここは聞いている人の気持ちに合わせ、聞き手にストレスのかからない説明のしかたをしましょう。

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松本和也

まつもと・かずや/スピーチコンサルタント・ナレーター。1967年兵庫県神戸市生まれ。私立灘高校、京都大学経済学部を卒業後、1991年NHKにアナウンサーとして入局。奈良・福井の各放送局を経て、1999年から2012年まで東京アナウンス室勤務。2016年6月退職。7月から株式会社マツモトメソッド代表取締役。アナウンサー時代の主な担当番組は、「英語でしゃべらナイト」司会(2001~2007)、「NHK紅白歌合戦」総合司会(2007、2008)、「NHKのど自慢」司会(2010~2011)、「ダーウィンが来た! 生きもの新伝説」「NHKスペシャル」「大河ドラマ・木曜時代劇」等のナレーター、「シドニーパラリンピック開閉会式」実況など。現在は、主に企業のエグゼクィブをクライアントにしたスピーチ・トレーニングや話し方の講演を行っている。


心に届く話し方

今回の連載でで著者がお伝えするるのは、「自分をよく見せることを第一に考える話し方」ではなく、「聞いている人にとっての心地よさを第一に考える」話し方です。元NHKアナウンサー・松本和也が、話し方・聞き方に悩むふつうの方々に向けて、放送現場で培ってきた「伝わるノウハウ」を細かくかみ砕いて解説します。

「心に届く話し方」

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