[ハンブルク 7日 ロイター] - トランプ米大統領は7日、20カ国・地域(G20)首脳会議の会期中に行ったロシアのプーチン大統領との初の会談で、昨年の米大統領選挙へのロシアの介入疑惑について取り上げた。ただ両首脳はこの問題は両国の関係進展を阻害するとの見解で一致し、「不干渉」の原則にコミットすることで合意した。

ティラーソン米国務長官が明らかにした。

同長官は記者団に対し、両首脳はロシアの米大統領選への介入疑惑について「長く語り合った」とし、「トランプ大統領はロシアの介入を巡りプーチン大統領に複数回、圧力を掛けた」とことを明らかにした。

ただ「両首脳はこの件は2国間関係の進展を大きく阻害するとの見解で意見が一致した」とし、「米国と米国の民主的プロセス、およびその他すべての国に対する不干渉」への確約に取り組むことで合意したと述べた。

米ロ首脳会談で、プーチン大統領は、昨年の米大統領選に介入しなかったとトランプ大統領に伝え、トランプ氏はこれを受け入れたと、ロシアのラブロフ外相が明らかにした。

「トランプ大統領は、ロシア当局が米大統領選に介入しなかったとするプーチン大統領の強い主張を聞いたと語った」とし、「プーチン大統領の強い主張を受け入れると語った」と述べた。

ロシアの米大統領選への介入疑惑について、プーチン大統領は関与を否定。トランプ氏もロシアとの癒着はなかったとの立場を示している。

トランプ氏とプーチン氏は双方の外相を交え先ず6分間会談。その後記者団と懇談した後、再び会談に入った。

トランプ大統領は記者団に対し「プーチン氏とこれまで多岐の項目にわたり意見を交換してきた」とし、「米ロ両国のほか、すべての関係各国に非常にポジティブな結果がもたらせることを望んでいる」と述べた。また、プーチン大統領に会うのは「光栄だ」と述べた。

プーチン大統領は「これまで何度か電話会談を行ったが、電話会談では十分ではない」とし、「実際に会えたことを光栄に思う」と述べた。

記者団との懇談後に再開された会談は2時間以上継続。ティラーソン長官によると、トランプ大統領のメラニア夫人がそろそろ切り上げるよう呼び掛けた場面もあった。

トランプ氏は前日、ロシアは「不安定化につながる活動」をやめるべきで、シリアとイランの支援を打ち切る必要があるとし、大統領就任以来最も強い口調でロシアを非難。ただ米大統領選をめぐる疑惑については、ロシアが介入したとは誰も確信できないとし、プーチン氏を個人的に批判することは控えていた。

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